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映画「モンサントの不自然な食べもの」を観て

かねてから観たいと思っていた映画「モンサントの不自然な食べもの」
シネマモードで1週間限定で上映されるのを知り、観てきた

「モンサント」…と聞いても??だけど
「ラウンドアップ」と聞けば、あぁ!除草剤のCMの!とすぐに思い当った

このモンサントというアメリカに本社をおく多国籍バイオ科学メーカーは
もともとベトナム戦争に使われた枯れ葉剤の製造や
PCB(ポリ塩化ビフェニル)開発製造で知られる化学薬品会社で
除草剤(ラウンドアップ)に耐性のある遺伝子組み換え大豆を発明して
今では世界の遺伝子組み換え種の9割を扱っている

しかしそのやり方は、かな~りあくどい

映画では、モンサントがどんなやり方で会社を大きくしてきたか
公式文書などを辿って米政府高官や専門家、被害者など
10カ国もの取材を通して検証している

自社の遺伝子組み換え大豆の種と除草剤を農家にセットで売って
その種から育てた作物から種を採集して翌年植えることは契約違反にし
毎年同社の新しい種を買わせる

政府に遺伝子組み換え大豆の特許法を作らせ
正規にモンサント製種子を購入せずに栽培している農家がいないか
モンサントお抱えの調査員?が農家をチェックする
中には近くの畑から飛んできたモンサント製種子が自分の畑で勝手に育ち
モンサントから訴訟を起され、多額の賠償を要求された農家もある

そうやって作物の種を独占し、価格を大幅につり上げて儲けているってわけだ

政界に多額の献金を行い、政治家や役人の天下り先を用意し
食品を規制する立場のFDA(アメリカ食品医薬品局)さえ手なずけ
安全性をろくに検証することもなくお墨付きをもらって
新製品の承認を次々に得ていく

映画では、遺伝子組み換え作物の安全性を調べる動物実験で
「悪い」という結果を得た科学者が何人も登場するが
科学者を中傷したり、解雇に追い込み、都合の悪い情報をもみ消している

遺伝子組み換え作物で利益を得る利権集団が
ウソの情報を流して、利権を守ろうとする…

なーんか、よく似てるなぁσ( ̄、 ̄=)

原発は安全だというウソの情報を流していたのとそっくりじゃん


映画では、他にもショッキングなシーン満載だった

私が唯一行ったことがある国、インド
借金苦で自殺した25歳の農民の葬儀のシーンが映された

モンサントがインド最大の種メーカーを買収して
インドの綿花農家は害虫に強い遺伝子組み換え綿花に替えた

害虫対策が不要になるのが売りのはずが
病害が発生する場合もあり、農薬の使用量も減らず
農民を借金苦に追い込んで自殺が相次いでいると言う

モンサント製遺伝子組み換え綿花の種の価格は
在来種の4倍もするからだ

もうひとつ印象的だったのは
昔ながらの方法でトウモロコシを作っているメキシコの農夫のインタビュー

トウモロコシはメキシコが原産地
今もメキシコ固有品種のトウモロコシを何種類も育てている農夫が
育てたトウモロコシの中で良いものから、種を取っておくんだと言っていた

そして、この昔ながらの方法は農薬も何も使わない
「美しいだろ?」と…

「美しい」という言葉が、心に刺さった(;∇;)

先祖代々受け継いできた種を、農法を
根こそぎ奪っていくのが遺伝子組み換えトウモロコシだ

メキシコでは遺伝子組み換え作物の栽培は許可されていないが
自由貿易協定の締結で、アメリカの遺伝子組み換えトウモロコシが
国産トウモロコシの約半分の価格で輸入されるようになった

遺伝子組み換えトウモロコシの流通は、農家に経済的な打撃を与えるだけでなく
在来種に遺伝子組み換えトウモロコシの遺伝子が混ざって交雑され
在来種は、いまや絶滅の危機にさらされているという

すでにあちこちで奇形のトウモロコシが生えているのが見つかっていて
映画の中で、妙な形のトウモロコシを見つけたら直ちにオシベを取り除くよう指導する場面もあった

古来からの自然な栽培方法で、種を受け継ぎ、守ってきた美しい農業が
遺伝子組み換えによる不自然な化学農業によって奪われていく…

日本もTPPに参加したら、日本のお米も同じ運命に遭うんじゃ?
なにしろモンサント社は、「TPPのための米国企業連合」の一員だし~

この映画の続編とも言うべき映画が、近々公開されるそうだ

映画『世界が食べられなくなる日』

こっちでも上映されたらいいのにな~
まだ観ていない人は、「モンサントの不自然な~」も是非観て、考えてみてほしい



theme : 考えさせられた映画
genre : 映画

「地球」つながり

先週の土曜と日曜
地球のステージ地球交響曲の両方を続けて観る機会がありました

地球のステージはⅠ~Ⅴまで、地球交響曲はⅠ~Ⅶまで作品があります

地球のステージは、映画ではないけど
映像とライブコンサートがミックスされた異色の舞台
今回は「地球のステージ2~国境を越えて」が福山で開催されました
主催;びんご多文化まちづくりチーム(ワールドシップ)

精神科医であり、緊急救援などの活動をNGOとして行っている桑山さんが
活動を通して撮ったビデオや写真を映しながら語り
合間に作詞作曲した歌をギターやバイオリンを弾き語る…
という、今まで体験したことのない舞台でした

タイ・カンボジア国境難民キャンプの活動や診療所復興事業
イラン大震災支援、現在のパレスチナの様子や旧ユーゴスラビアの状況等々…
桑山さんが実際に関わったことを、地図で国の位置を示しながらの
とてもわかりやすいお話

時にはホロっと、時にはユーモアを交えた語りは
まるで一緒に旅をしたかのように感じられました

桑山さんが特別な人だから出来るわけではなく
出会いの中で、ただ自分に出来ることをやって来た結果が
地球のステージの活動につながっていること

桑山さんのような、大きな活動をすることが素晴らしいのではなく
例えば当日、このイベントに参加した…ただそれだけでも
そこでの出会いや感動が、一歩を踏み出すきっかけになるかもしれない

そんな暖かいメッセージが伝わってきました





そして、翌日の地球交響曲Ⅶの映画鑑賞&龍村監督のお話も
「地球」をキーワードにシンクロするところがたくさんありました
主催:ふくやま地球交響曲上映実行委員会(ごみ5R推進本舗Aruke.me)

初めて地球交響曲を観たのは、10年以上前かな?
Ⅱ・Ⅲ・Ⅳのパンフレットが家にあるので
その三つは観たんだろうなぁ…(^_^;)←記憶があいまいw

一番、深く記憶に刻まれているのは星野道夫さんが出演しているⅢ番
星野さんの著作を買ったり借りたりして読んだっけ( ̄▽ ̄)。o 0 ○

今回、龍村監督の講演もあって
映画以上に、そのお話が面白かった~

龍村監督のメッセージ
変えられないことを受容する落ち着き
変えられることを変える勇気
そして、それを見分ける賢さ

Ⅶ番を観て、Ⅰ~Ⅵを全部通して観たくなった
東京では通し上映してるそうです





theme : 自主製作映画
genre : 映画

映画2本

闇の子供たちオカンの嫁入り

偶然にも、宮崎あおいがどっちにも出演してました
そういえば、NANAも宮崎あおいが主演してたっけ~w
あ…少年メリケンサックもソラニンも、そうだった~♪
別に、宮崎あおいの大ファンってわけじゃぁないんだけど
なぜか、出演(主演)してる映画をよく観てます


闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD]闇の子供たち プレミアム・エディション [DVD]
(2009/02/25)
江口洋介宮崎あおい

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「闇の子供たち」は
児童買春、エイズ、人身売買、生きたままの臓器摘出…という
児童虐待に真っ向から向き合った作品

冒頭で、タイの闇組織で幼児売春や臓器移植に関わる男が
子どもたちの移送中に、「タイガーマスク」のエンディングテーマを口ずさむ
実は彼自身も親に売られ
異常性愛者の餌食となったトラウマがある事がわかっていく
かつて被害者だった男が、今は加害者のひとりなのだ
悲劇の悪循環が連鎖していくという象徴的なシーンだった

衝撃的だったのは
江口洋介演ずる新聞記者の南部浩行が、最後に取る行動…
南部の部屋に残されたメッセージ
外国で起こっている出来事が、けっして他人事ではないという事が
痛烈に伝わってくるラストシーンでした

「オカンの嫁入り」は
先に観た友達に「良かったよ~♪」と勧められていた矢先

「闇の子供たちの整理券があるけ~一緒に行かん?」と誘ってくれた
別の友人に、「オカンも観たいんや」と言われw
次の日一緒に観にいくことを即決!
二日連チャンで映画を観たのでした~

母ひとり子ひとりで暮らす母娘の物語
オカン陽子が大竹しのぶ、娘月子が宮崎あおい
舞台は大阪の下町
そして陽子の再婚相手として登場するのが、桐谷健太
ソラニンで宮崎あおいと共演してたじゃ~ん
桐谷君も、好きじゃ

当たり前の日常が、当たり前でなくなるとわかったとき
当たり前の日常の幸せに気づかされる
…と、まぁ…定番?のテーマ

ラストがちょっと物足りんかったな…
もうちょっとヒネリというかオチがあっても良かったな…

ここんとこ、久々に続けて観たけど
今気になっているのは、マエストロ・シックス
世界の名指揮者とオーケストラの演奏が全6回で上映されるらいしんだけども…
1回が3千円で、割引適用なし!

(ー'`ー;)うーん
6人の指揮者は有名らしいけど、一人も知らんし
全部観たら、18000円(回数券だと15000円)
音響設備が整ったとこじゃないと上映できないらしい

悩むなぁ…





theme : 邦画
genre : 映画

22割引

昨日は22日…夫婦で見れば一人千円で映画が観られる日

ちょうど、夫の仕事が休みになったので
映画でも観るかぁ!と
「ナイト&デイ」を観に行ってきました♪

私は結構、観に行ってますが
夫は、何年か前に私と観に行ったきり…
そのとき観た映画もトム・クルーズ主演の「M:I:Ⅲ」

私はアクションものは、自分から観に行くことはないんだけど
夫はこの手の映画が好きなようで…w

で…感想は…
アクション映画と言っても、ラブコメディだったので
「M:I:Ⅲ」の時のように最後までハラハラドキドキで
心臓がバクバクしっぱなし!ってことはなく
アクションものが苦手は私も、安心して?w観ていられましたww

内容的には「M:I:Ⅲ」の方が断然良かったけどね
最後まで心臓バクバクで、見終わってグッタリしたけど(笑)

それよりも…最近映画を観るときに困ったことがあります…
ちゃーんと観る前にトイレに行くのですが
なぜか…始まってしばらくすると…また行きたくなるんです(ー'`ー;)
昨日もそうだった…
なんとか終わるまでかまんできたので良かったけどヾ(ーー )

今後は映画を観る日は、朝から水分を控えたほうがええのか?
と、マジで思ったのでした…( ̄‥ ̄)

あと2年すれば、22日だけでなく
いつでも一人千円で観られるシニアカップル割引が利用できます
しかし…夫と私は映画の好みが違うし
観たあと、場面場面の細かいところで意気投合!と言うことがないのが
物足りないww
50歳になったら、一人でも千円になればいいのになぁ



ソラニン

ソラニン

携帯から投稿~

最近…と言うより前から?愛用のパソコンが不調です
使用中にいきなり電源が落ちる回数が増えた…(-.-;)

ブログ更新中、文章を保存する前に落ちる事も
毎回の習わし?のような…(-_☆)

なので、記事を書く事も億劫になって来たこの頃
比例するように、お友達んとこに訪問する回数も減っておりますm(u_u)m

某所のアプリゲームもひとつの原因かも?と思いつつ
携帯からもアクセスできるので
携帯で遊ぶ時間が増えて( ̄∀ ̄)>そっちかぃっ

ちょっとしばらく
ブログから離れるかもしれません
いやブログは、こんな風に携帯からでも書けるかな…
ツイッターみたいにつぶやく事はできるよね

でも、お友達HPへの訪問はご無沙汰するかも(ごめんなさい)


今日は久しぶりに映画を観に街に出かけております

午前中は「ソラニン」を観ました

生きる意味とか
自分らしさとか
そんな、もっともらしい答えが見つからなくても

とりあえず
いま生きてる

それでいいじゃん!と思ったのでした


さて、ひとり街ぶらして
夕方に、もう一本観よっかなぁ


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theme : 日本映画
genre : 映画

プロフィール

きなこ

Author:きなこ
広島県在住。卯年の魚座。0型。生まれはポルノグラフィティと同じ。窓から海が見える家で育ったので海が好き。2014年に故郷の近くに転居。2006年3月9日ブログ開始。

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